院長ブログ
2015年10月 7日 水曜日
日本人はすごい
昨日ノーベル物理学賞を受賞された梶田隆章さんは私と同世代の方である。同じ世代の方が素晴らしい快挙を成し遂げたことは実に喜ばしいことである。その道を極めるということは並大抵の努力ではなかっただろう。そのような努力の甲斐あっての今回の受賞である。彼の他にも数人のノーベル賞候補の日本人がいたようだ。惜しくも逃した彼らにも最大の賛辞を贈りたいと思う。なぜなら、ノーベル賞の候補者に選ばれたということは、世界が認めた素晴らしい研究であるというお墨付きをもらったということだからである。
もう一人忘れてはいけない人がいる。大村智さんである。彼は定時制高校の教師をしながら東京理科大学の大学院へ進み、修了後に北里研究所に入ったという通常のエリートコースとは異なった道を歩んできた人である。彼が発見し、開発した「抗寄生虫病薬のイベルメクチン」によって年間3億人の命が救われるのである。彼は受賞インタビューのなかで次のようなことを話している。「科学者というのは、人のために仕事をしなければならない」まさに、その通りである。「日本細菌学の父」と言われ、北里研究所と北里大学を創った北里柴三郎氏の生き様を彼のこの言葉の中に感じた。私も医師として、また、科学者の一人として「人のために仕事をしていこう」と決意を新たにした。
もう一人忘れてはいけない人がいる。大村智さんである。彼は定時制高校の教師をしながら東京理科大学の大学院へ進み、修了後に北里研究所に入ったという通常のエリートコースとは異なった道を歩んできた人である。彼が発見し、開発した「抗寄生虫病薬のイベルメクチン」によって年間3億人の命が救われるのである。彼は受賞インタビューのなかで次のようなことを話している。「科学者というのは、人のために仕事をしなければならない」まさに、その通りである。「日本細菌学の父」と言われ、北里研究所と北里大学を創った北里柴三郎氏の生き様を彼のこの言葉の中に感じた。私も医師として、また、科学者の一人として「人のために仕事をしていこう」と決意を新たにした。
投稿者 あんのうらクリニック